六甲山アタック
6月14日、曇り
外気温25℃
昼からお客さんが来ていたので、午後4時ぐらいから出撃
そう、久しぶりの六甲山アタック
ここ数ヶ月間、ほぼ毎週末、東に行き、西に行き、南に行き、時間がなければ3本ローラーでHIITをしていた。
昨年の台風で壊れていた表六甲が再開通してから一度も登っていなかった。
ここ数週間、悶々とした気持ちで働き、そしてバイクに乗っていた。
LSDとHIITで体を作ってはいるが、その頻度が少なすぎ、全く調子が上向いてこない。
そう、速く、強くなっている気が全くしない。
2006年モデルのアルミのTrekでいったい何千キロ走ったんだろう。
Edge705のデータを解析すれば正確な値がわかるんだろうが、1万キロを超えているかもしれない。
岡山で購入したTrekで貝殻山をアタックしていた頃と何も成長していないような気がする。
ただ、3本ローラーを買ってから明らかに変わったことがある。
心肺機能が高まっている。
以前はHRが160bpmを超えてくると数分しか維持できなかったが、今は160-170bpmで走り続けることができる。170bpmを超えてくるとさすがにへばってくるが。まあ、この歳でこれだとぼちぼちじゃなかろうか。
走り始める。
ゆっくりと体を温めながら表六甲まで移動する。
さあ、登るか。
六甲山を見上げてみると霧が濃い。
昼まではあるが、ライトをつけて登り始めた。
うーん、やっぱり調子悪いわ。
単純にパワーが落ちている。
練習不足。
鶴甲を通過し、ケーブル下まで来た。
さあここから気合を入れましょう。
あかんなあ、速度が乗らないわ。
単純に踏めてない。筋力が足らない。
普通のクランクにリアは10速。
今時のコンパクトクランク+11速と比較して一番軽いギア比が呆れるほどに重い。
そう、10%を超えるような坂で、ハイケイデンスクライムをこの器材でするには凄まじいパワーと心肺能力が要求される。
今日は気合で登るのはやめて、ちょっと冷静に色々試しながら登ってみた。
それはダンシングを多用すること。
シッティングだと息は上がらないが、足が持たない。
ダンシングをすると心拍数が上昇し呼吸が苦しくなる。
そのバランスや、ダンシングのリズム、フォームを色々と試しながら登った。
この重たいペダルを踏むにはコンタドールのようにダンシングしまくって登るしかないような気がした。
その為には心肺機能が要求されるが、以前よりも向上していたので連続ダンシングが結構できるようになっていた。
新しいバイクを買うまでこの連続ダンシングをさらに長時間、ハイパワーで続けられるようにトレーニングしようか。
そして登りきった。
しばらく山の上を走って六甲山ホテルの横を通過して六甲山記念碑台でちょっと休憩。
さあ、くだるか。
路面はドライ。
一箇所だけウェットだったのでそこは慎重に通過。
気持ちいい。
車もほとんど走っていなかったので、気持ちよく下る。
ブレーキング、ライン取り、車と同じようで違うところもある。
気のせいかもしれないが、ブレーキパッドが焼けているような匂いがした。
そこで、上半身を使ってエアブレーキがわりにした。
ダウンヒル最高!!!
神戸ってのは自転車馬鹿にはたまらん街だな。
北に向かえば激坂が、南に向かえばポートアイランドや六甲アイランドがある。そう、ある日は激坂を全力出して、とある日はポーアイや六アイを風と戯れながら高速周回し。街並みを楽しもうと思えば東に向かい、大阪の街を走る。海が見たければ西に向かい、明石海峡大橋を目標に走る。
そして、やっぱやめられないね、この坂馬鹿人生は。
ただ、もっと速くなりたい。
もっとだ。全身を、全霊を使いきり、激坂を怒涛のごとく突き進む。斜度なんか関係ないほどのヒルクライム。
その為に、今できること。それをしよう。