くるまの故障

 7月9日
 昨日、まじめにプールで泳ぎすぎたためか今朝はぐったり。なので、おそるおそる車で出勤しました。

 今、私の足に使っているのが97年式のダッジのセダン。知り合いの方から譲っていただいたこの車、渡米直後はこの車があったおかげで、買い物に出かけたり公園に遊びに行ったり出来て本当に助かりました。その後、千代の富士のような顔つきをしたNissan Armada http://www.nissanusa.com/armada/ を購入(ただし妻の車)し、さらに自転車通勤を始めたためほとんど乗ってませんでした。1週間に1回乗るか乗らないかぐらい。夜に緊急召集された時に乗るだけでした。
 そして気がつかないうちにエンジンオイルの交換時期を過ぎていました・・・・・・。ちなみに、アメリカでは”3000マイル(=4800km)もしくは3ヶ月後にオイル交換”するのが常識です。そう、例え全く乗っていなくても3ヶ月経ったら交換するのです。日本では考えられないですね。日本では”10000-15000km走行後、もしくは1年後に交換”が一般的です。ベンツは15000kmになっているし、BMWは7シリーズだと新車購入後40000kmです。
 なんでアメリカではこうなるの?この常識って本当に正しいの? この疑問を解決できないままこのダッジのオイル交換をしてませんでした。そして指定期限を1ヶ月過ぎたとき、この疑問が解決されたように思います。そう、オイルが漏れるんです。

 あくまで私の推論ですが

 アメリカは長距離を高速で走ることが多い。でもぼろぼろの車が沢山走っている。よってオイル漏れが多い。駐車場もオイル漏れの跡がそこら中にある。そんな車が多いから世界的に見て信じられないような短期間でオイルを交換しないといけない。そうしないとエンジンがブローする車が続出する。こっちに来てから5回ぐらいエンジンルームから白煙を上げて走る車を見た。もしかしたらオイル業界からの圧力もあるのかもしれない。もしかしたらアメ車の品質は・・・・・・・・・・(自主規制しました)なのかもしれない。

 先日、近くのValvolineに私の車を持って行ったところ、整備の方が”変な音がしますよ”と。そうかなー、こんなもんだったけどなと思いながらもオイル残量を確認してみるとほとんど無し・・・・・・。そしてオイル交換のためドレーンボルトをはずとオイルパン側のボルトの穴が破損。前回の交換時に締め過ぎたんだよと言われる。そしてねじ切りをし直して一サイズ大きいボルトを締め込みこの問題は解決。そして待合で待っていると、また呼ばれる。ちょっと来てよと。見てみるとヘッドの右後方からオイルが気前よく噴き出している・・・・・・。整備工の説明”ガスケットが痛んでいる、ガスケットとヘッドとプラグを換えた方がよい”。しかし、オイルが噴き出している部分のヘッドボルトを増し締めすると止まりましたオイルリーク。
 
カニックの方(以下、”メ”) ”修理した方がいいよ。知り合いのメカニックはいるのかい?”
私 ”知り合いにはいないけど、近くに整備工場があるからそこにでも持って行くよ”
メ ”俺が直してやるよ”
私 ”え!ここで直すの?道具も部品も何もないけど?”
メ ”俺が個人的に直すんだよ、自宅に持って帰って。店でやってもらったら700-800ドルはいくぜ、俺だったら300-400でやってやるよ”
私の思考: 店でやっても800ドルで出来るのか?日本だと10万円は軽く超えるぞ。でも400ドルでやってくれるのか?こんなおいしい話があっていいのか?
私 ”わかった、考えとくよ”
メ ”わかった、これが俺のケータイ番号と名前だ。よろしく”
握手

その後、いろいろと悩み考えそして調べ出た結論

今のところ明らかなリークは認められないのでしばらくこのまま乗ります。念のため、予備のエンジンオイルは購入。
イメージ 1

後日、ヘッドボルトを締めるためのレンチを購入予定。車に乗る前、乗った後にはオイル残量を必ず確認。フリーウェーは走らない。2000回転以上は回さないように注意。
ヘッドとガスケットを自分で交換するつもりで下調べ中。

以上です。今日はお招きいただきました座長の先生ありがとうございます、そして会場の皆様、ご静聴いただきありがとうございました。

ついでに最近パワーポイントを使っていなかったので、なんとなくパワーポイントを使ってスライドを一つ作成。

イメージ 2


どうです?”劇的”になってますか?ちょっと眼が痛くなるスライドですね。
 左の車は、別れた愛車(愛人?)、日本の誇り、世界唯一のRE搭載市販スポーツカー(いまはRX-8なんて乗用車が走ってますが)、零戦をテーマに作成されたボディー、本当のピュアスポーツカー、雨(RE AMEMIYA)さん、FUJITAさんが愛してやまない車、ノーマルの足だと突然出現するオーバーステアが怖い車、オーリンズDFVでご機嫌だった足回り、4人乗りだけど実際は2人しか乗れないシートレイアウト、無事故有違反、モーターのように回るRE、爆音で自宅の数百メーター手前で帰宅したことがわかってしまう排気系、好きな青色、数百万をつぎ込み作り上げた私のおもちゃ、燃費は5km/l、オイル交換は3000km毎もしくは油温が閾値を超えたら交換、オイル交換は1回1万円オーバー、8年経っても新車同様の輝きと整備状況、高速道路は150mile/h以上で巡行可能、もうしばらく日本に住んでいたらビッグシングルになって捨てられていたであろうシーケンシャルツインターボ、助手席にはほとんど誰も座ることがなかった車、新車納車時に妻がつわりでもどしそうになった車、隣に乗った娘がシフトチェンジする私を見て”お父さんの車忙しい車だねー”と言った車、マンションの駐車場に止めていたら当て逃げされよろこんで交換したフロントバンパー、洗車するたびに磨き上げていたエンジンルーム。

 渡米に際してもっともつらかったのが、この愛車を手放したことです。後輩のフルチューンR34(630馬力)乗りからは、”何考えてるんすか!!手放すなんてあり得ないっすよー”と言われつつも手放しました。次につらかったのが妻の愛車のベンツを手放したことです。車大好き家族の私たちにとってくるまってタダの道具じゃないんですよね、愛情を注ぎ込む対象、思い出のつまった大切な存在なんです。

さて
今回の教訓:
どノーマルだからと言って、旧車を侮ってはいけない。見たくないからと言ってエンジンルームを開けてオイルリークの有無の確認、オイル残量の確認をしなかったのは私の責任。アパートの屋外駐車場(どこに停めても良い)に駐車しているが、ほぼすべてのスペースにオイル漏れの跡があるのでよく見ないと自分の車から漏れたのかどうか判断が出来ない。古い車なので注意すべき症状なのか放置してもいい症状なのかわかりにくい。


今後の方針:
可能な限りこのダッジに乗る。

おかげで車いじりの楽しみ(苦しみ?)が出来ました。でも別の車を買うって選択肢も浮上。最近、新型のカマロ(ただしSS)や、ダッジチャージャー(ただしSRT8)が気になる今日この頃です。しかし、新車を買っちゃうと家族で旅行に行ったりする資金が減ってしまうので買わないと思います。もしもの時は中古車を探します。

いろいろありますよアメリカ暮らし。