Amazon.comについて

 今日は渡米後よく利用している通販サイトAmazon.comについて

 まず、今日届いたバリカン。
Wahl 79524-1001 Deluxe Chrome Pro with Multi-Cut Clipper & Trimmer, 27 Pieces
http://www.amazon.com/Wahl-79524-1001-Multi-Cut-Clipper-Trimmer/dp/B000I1S18Y/ref=pd_sim_hpc_8


 箱ぼこぼこ。いつもこんな感じで届くが、これはまだまし。段ボールが破けていることもよくある。アメリカの大手運送業UPSの荷物の扱い方はとても雑。UPSの社員は基本的に荷物を放り投げる。中身が例え精密機械でも、誰もみていないとお構いなしで放り投げている。あと2m歩いて静かに置けばいいのに手前で荷物を放り投げて帰って行く。職場でもその光景をよく見かける。
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中身、ぱっと見普通。
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よく見ると箱の底面が無理矢理あけられたあとがあり、破けている。
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さらにあけ口も破けている。おそらく返品された物を発送したのだろう。
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不安になりつつ、商品を確認。部品がすべてそろっていることを確認し、安心する。
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 Amazon.comでのレビューが4星だったこのWAHL社製のバリカンを早速試してみたが、よくキレる。Amazonのレビューをよく読むと結構みんな商品を詳細に評価していていつも参考になる。そうそう、バリカンってこういう物だよな。
 あのVIDAL SASSOONのバリカンはいったい何だったんだろう。あんな物を売るなんて。日本ではVIDAL SASSOONって結構良いブランドとして認知されていると思うけど、シャンプーとか以外は買わない方が良いと思う。こっちにきてVIDAL SASSOONのドライヤーも買ったけど、無意味に大きくて、うるさくてパワーも強すぎていまいち。フルパワー状態で使うと髪がこげそうなぐらい熱くなる。アメリカ人受けは良さそうだが。そしてバリカンも最悪だった。

 WAHL社製のバリカンは良く切れるので、ちょっと手元が狂ったら大変なことになりそう。このセットには単三電池1本で駆動するコードレスミニクリッパーが付いている。普通の乾電池を入れてみたら、モーターの動きが弱く、一定の周波数でモーターの回転数が増減する。そこで日本から持ってきていたSANYO社製のeneloopを入れてみると、力強く回るようになった。日本製品の良さを再確認する。このコードレスミニクリッパーも良く切れる。OK!。これで例の”ムラマサ”を散髪に使わずにすみそう。

 楽天市場の店舗のサイト 世界シェアNo.1ウォールWAHL社の『89スーパーテーパー2』 http://item.rakuten.co.jp/direct-com/10000144/
 このモデルさんの写真がおもしろい。あちゃーやっちゃいましたねーって感じ。もうちょっといい髪型にしてあげた方が売り上げも伸びると思うけど。それに、何も裸で写真撮らなくてもいいんでないの?。”鏡を見ずに一人でカット”って・・・・鏡見ようよ。

 WAHL社の日本サイト(日本ウォール) http://www.wahlglobal.com/home_local.php?site=18&language=10&id_sin=12 にあったのが以下の文。

 ”アメリカ・イリノイ州スターリングに本拠地を構えるウォール・クリッパー・コーポレーションは、世界中で販売拠点を展開している世界最大の電気バリカンのメーカーです。
1919年の創業以来、様々なお客様のニーズに合った商品生産をしており、その品質と精度は多くのお客様に愛され続けています。業務用、ご家庭用、動物用と様々なニーズに合わせてバリカンを提供しております。”
 この私が購入したバリカンから想像するに、ウォール社製バリカンは日本の美容師さん、ペットトリマーさんの間でも評価が高いのではないかと思う。

 さて話をAmazon.comに戻すための写真がこれ。この商品もぼっこぼこになった箱に入った状態で届いた。しかも緩衝材全くなし。

Amazon.comで購入したDVD-R。外装フィルムが破けてテープでくっつけてある・・・・・。
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ケースが割れている。
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これ以外にもインクカートリッジを頼んだことがあったが、普通の封筒に入れられ、カートリッジの箱はぼろぼろになっていた。
どうなのよAmazon.com

日本にいたころAmazon.co.jp(以下、尼)をよく利用していた。
その理由
1. 時間が無くてもネットですくに検索できてすぐに注文できる。
2. 店舗では扱っていないようなマイナーな商品も購入できる。
3. ぴかぴかの状態で送られてくる。私の欲しい物は一般にはあまり売れない物が多く、店舗で何とか見つけても”いったい何年間ここにおきっぱなしだったんだろう”と思うぐらいほこりをかぶっていることがあるので、ぴかぴかの状態で届くのはとても嬉しかった。
4. 包装がしっかりしている。以前、SDカードを購入したことがあったが、大きな箱にぽつんと入れられた状態で届いた。しかもしっかりとパックしてあり、傷一つ無かった。
5. 1500円以上だと送料無料。

そしてアメリカに来て、思ったこと
日本の運輸業界はすばらしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤマト、佐川など、どの業者も文句のつけようがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが日本のセールスドライバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不在時でも不在票をちゃんと入れてくれ、電話をするとドライバーが直接応対してくれ、可能であれば当日再配送してくれる。
UPSはそうはいかない。
以下、UPSの問題点。
1. 今日届くはずなのになと思い、ネットで配送状況を確認すると”配送を試みた”と表示される。自宅にいたのに呼び鈴は全く鳴っていない。これはしょっちゅうある。いままで5回ぐらい同じ事があった。まちがえて違うところの呼び鈴を押すのだろうか?それとも配送したふりをしているだけなのだろうか?
2. UPSの不在票がアパートの入り口のドアに張ってることがあるが、電話での問い合わせは出来ず、ups.comで再配送の依頼をするか、その不在票にサインをして再びアパートの入り口に貼り付けておくことになる。しかもこのサインの意味するところは、”荷物を外に置いていってください。もしも商品が無くなったり、商品が傷んでいても文句は言いません”という一文への同意。いかにもアメリカ的である。
3. 呼び鈴が鳴り、オートロックを解錠する。しばらくすると玄関のところで”がん!”、もしくは”どん!”と音がする。そう、放り投げて帰るのだ。これはドライバーによって違う。ちゃんと玄関をノックしてくれる人もいる。


国が変われば品変わると言うが(言うか?)
Amazonも日本に進出するにあたり、日本人の価値観をよく勉強したに違いない。
アメリカと同じような品質の発送を行っていたら、今頃は日本から撤退していただろう。
 しかし、アメリカ発の企業らしさが以下の批判からも伺える。
1. レビューが突然削除される。都合の悪いレビューを尼が勝手に消すのだ。
2. カスタマーサポートがひどい。
3. 返品時の返金方法に問題がある。
4. 個人情報が流出した。

 以上に述べた事から分かるように、日本人とアメリカ人の美的感覚、価値観は大きく異なっている。アメリカ人は少々箱が傷んでいてもケースが傷んでいても使えりゃいいって感じ、そして文句があるなら返品しろよって事。アメリカでは返品は当たり前。スーパーで購入した食品やショッピングモールで購入した服も、文句を言わずすぐに返品を受け付けてくれる。大きな店舗だと返品受付カウンターがある。そして返品された商品は何事もなかったようにまた店舗に並ぶ。アメリカの店で商品を買うときはよく観察してから購入した方が良い。返品された商品が混ざっている。
 余談だが、以前、東南アジアの某国を旅行したときに電気屋に入ったことがある。ここはアメリカよりすごい。家電製品が透明なフィルムでパックされて陳列されている。そして、購入するときは実際に電源を入れて、正常動作することを確認してから購入する。なんでアジアに旅行に行って電気屋にいったんだろう?どんだけ好きなの家電製品?

 日本の通販業界はやや過剰包装だとは思っているが、粗雑な包装で返品をしょっちゅうする、そして返品されて傷んだ商品を普通に送ってくるようなアメリカの方が、問題は大きいと思う。
 まあこれが国民性の違いだろう。日本人は世界的に見ても非常に高い品質をすべてに求める性質を有している。私もその一人だ。たぶん、ドイツ人も一緒だと思う。

 アメリカは家電が日本の半額程度で購入できるので家電フリークにとっては天国かもしれない。しかし、購入した商品にがっかりすることも多い、いろんな意味で。

 最後に一言、WAHL社は大丈夫ですよ。