はたして運転免許証は届くのか?

 11月23日、ミネソタ

 先日書いたこれ、妻のミネソタ運転免許証が発行されない

 今日、近くのDriver and Vehicle Servicesのオフィス(以下、DVS)に行って来た。

 以下、受付のおばちゃん(お)と私(A)の会話

A:  こんなのが届いたんですが。
お:  ちょっとみせてねー。黄色い紙持ってる?(免許証が届くまで免許証の代わりになるもの)
A:  はいこれ。
お:  うーん、おかしいわね。全て書類をちゃんと出してあるのに・・・・・・。この黄色い紙をもらうとき何か言われなかった?
A:  特に何も。
お:  書類全部今日持ってきている?

全ての必要書類を渡す。
パスポート、日本の免許証、国際運転免許証、DS2019、シカゴ領事館発行の英語の婚姻証明書。

おばちゃんはコピーをとりに行く。

お:  これで大丈夫よ。
A:  いったいどうなってんの?
お:  分からないわ。この免許の書類を審査する人のところにコピーが行っていなかったとか、コピーが汚れていたとか、そんなことだと思うけど。
A:  確認したいんだけど、パスポートがprimary ID、婚姻証明書がsecondary IDとして使えるんだよね?
お:  そのとおり。全く問題ないわよ。
A:  免許証が届くまでこれからさらに2週間待つの?
お:  そう、”すくなくとも”2週間かかるわよ。
A:  そう、ありがとね。
お:  こちらこそ、わざわざ書類を持ってきてくれてありがとう。

 なんだったんだろう?

 ただ、少し気になることがある。先日、この件を知り合いの方に相談したら、その方の奥さんも試験に全て合格し、後は免許証が送られてくるのを待つだけのときに、同じように書類に不備があるとの連絡があったとのこと。その内容は以下のとおり。

 ”シカゴ領事館発行の英語の婚姻証明書だけでは不十分でこの英語の婚姻証明書に対する、英語訳をつけろ”

 と言われたとの事だった。思わず、聞き間違えたのかと思ってしまいそうな内容だけれど、本当にそういわれたため、シカゴ領事館に確認の電話を入れたところ、”英訳なんかは必要ないのでその旨、DVSに電話します”と言ってくれて、問題は解決したらしい。

 ミネソタの運転免許証の発行を審査する人間がアホなだけだったのだが、もしかしたら今回も同じ理由(勘違い?無知識?)で”発行できない”との内容の手紙を送りつけてきているのかもしれない。今日、そこらへんのことを確認したかったけれど、受付のおばちゃんは発行できないと判断された理由を何も知らないのでどうしようもなかった。

 しばらく、気長に待つしかないか。

 免許証が届けば良し。届かなければシカゴ領事館に相談しようと思う。

 アメリカってこの手の問題が結構な頻度で起きる。知識の足りない人間が適当に判断して仕事を進めているから。

 渡米直後にもTCFバンクの妻の口座を作るのに何度も銀行に通わないといけなかった。なぜかと言うと、よく分かっていない行員が、適当な仕事をして結局、口座が作られない。そして口座はできたが、PIN(暗証番号)が登録されていなくて、カードのアクティベーションが出来ない。さらには”SSN(social security number)を持たない人は口座を保有するのは違法であるので、罰金刑や口座の預金を没収する”って書かれた手紙がTCFから届いた。
 これらは決して私の英語力に起因するものではなく、銀行員(バイト?)が適当な処理をするからこうなったのだった。結局、大学の敷地にあるTCFバンクの支店に行き、ちゃんとした知識を持っている人に会い、すべての問題は解決したのだった。

 SSNがあれば、アメリカ人とほぼ同様の手続きで済むので私の銀行口座を作ったり、運転免許証の発行には全く問題が発生しなかった。しかし、妻のようにSSNが手に入らない立場の人は、いろんなところで苦労すると思う。なぜかと言うと、SSNが無い場合の事務処理を良く知らないで事務仕事をしている人があまりにも多いから。もっと外国人の多い都会だとこういったことは起き難いのかもしれないが。

 そして、知識の無い事務の人に”本当に大丈夫なの?”と念を押すと、必ず決まってこう言われる、”大丈夫よ”って。そしていつも大丈夫じゃないんだ。