H1N1インフルエンザワクチン接種

 11月24日、ミネソタ

 どんよりと曇った一日。今日はクリーンルームの掃除の日。

 昼はみんなでピザを食べる。アメリカのピザは結構おいしい。体を動かした後は特においしい。

 昼食をとりながら、職場にいる唯一の女性とインフルエンザワクチンについて話をしていたら、今日、Fairview clinicが一日限定でH1N1インフルエンザワクチンを提供するとの話を聞いたので早めに帰宅して、学校が終わって帰ってきた娘たちを車に放り込み、すぐに出かけた。ちなみに、彼女の息子さんは喘息ため最近喘鳴wheezingがひどくてかかりつけの医者からは症状が改善してから予防接種を受けるように言われている為、今回は見送るとの事。
 当然なんだけれど、こういった医療に関する英会話はほとんど困ることはない。でも、普段クリニックを予約受診するときは日本語通訳の方(interpreter インタープリター)をお願いしている。その理由は、通訳の方がいるといろんな意味で安心するのと、通訳の方と世間話を”日本語で”するのが楽しいからだ。そして通訳の方を依頼する費用は全て保険でまかなわれている。

 こちらがFairviewのページ
    Welcome to Fairview

 そしてこちらが今日のインフルエンザワクチン接種のページ
    Fairview offers walk-in H1N1 vaccination clinics Nov. 24

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 これまでと比べて、接種対象が広くなっている。これを読む限り、私は対象にはなっていない。

 1週間ほど前に、Boyntonミネソタ大学にあるクリニック)にH1N1インフルエンザワクチン接種に関して電話で問い合わせをしたけれども、微妙に対象から外れていて接種を受けられなかったが、今日は子供たちに関しては大丈夫。

 クリニックについてみると、すでに長蛇の列が出来ていた・・・・・。

 どんだけ待つのか分からなかったけれど、とりあえず並んでみることにした。というのが、今日の晩、小学校の音楽発表会があって6時45分までには会場に入らないといけなかったので、もしもそれに間に合わないようだったら帰ろうと決めて並ぶことにした。

 入り口のところまでやっとたどり着き、そしてそこに貼ってある紙を読んでみると、接種対象者が書いてあった。そこにはさきほどの接種対象者のほかに ”3ヶ月以内に出生予定の子供の父親となる予定の人” と書いてあった。何だか回りくどい書き方だったが、これに私は該当するので、接種してもらえそうだ。

 6時過ぎになり、名前が呼ばれてワクチンを打ってもらうことが出来た。私はH1N1だけで、子供たちはH1N1の1回目と季節性インフルエンザワクチンの2回目の合計2本。両肩に注射されて子供たちは相当、参っていた。

 日本と違ってアメリカは筋肉注射である。そして接種の前に子供たちはどの部位に接種するのか聞いたらこう言われた。

 ”肩に打つんだけれど、協力的ではない場合は脚に打つわ”ってね。

 (追記:H1N1インフルエンザワクチンには経鼻の弱毒生ワクチンもある。先日、Boyntonで医療関係者向けのH1N1インフルエンザワクチン接種があったが、これには経鼻のワクチンが使われていた。私はこの時、厳密に判断すると対象とならなかったため接種は受けなかった。しかし、同僚のなかには接種を受けた人も多数いた。筋肉注射に使われるワクチンは不活化ワクチンである。ワクチンは英語ではvaccine ヴァクシィーン、予防接種はvaccination ヴァクシィネーションもしくはimmunization インムナイゼーションである。なんで日本では和製英語が沢山使われてきているんだろうと思う。やめりゃあいいのに。例えば日本でよく使う”コンセント”、家電製品のプラグを差し込むあれだけれど、アメリカでは絶対に通じない。アメリカではoutlet アウトレット、もしくはsocket ソケット と言う。)



 そして、なんとFairview clinicで今日は体温計をくれた。
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 子供たちにひとつづつ。俺にはくれなかった・・・・・・・。俺にもくれー。でもくれなかった・・・・・。残念・・・・・・。俺も欲しかった・・・・・・。

 クリニックから出てみると、受付待ちの列はさらに延び私たちが到着したときの3倍ぐらいになっていた。真っ暗闇に、子供づれのお母さん、お父さん、年配の人達が何だか楽しそうに待っている。

 そしてすぐに発表会の会場へ。間に合った。よかった、よかった。腹減った。

 そして今日の晩御飯はとんかつ。”かつ”と言えば、カツ、レツ、キッカ。子供たちはいつも場を和ませてくれる素敵な存在だ。


 H1N1インフルエンザワクチンで某国に出荷された分が使用中止になったり、副作用が季節性インフルエンザよりも高頻度だったり、そんなニュースが流れているが、あまり気にしないことにした。そのほうがいい。気にするほどひどい状況ではない。今のところ。