猛暑日にロング

 7月16日、晴れ

 今日のデータ。

 走行時間 3時間53分、距離 96km、1595KJ、247TSS、平均気温34℃



 先週、3本ローラーでSSTをしていた。

 終わり頃にインターバルを入れてやろうと60分SSTをした後のクールダウンの時に1分おきに全開のもがきを入れてみた。負荷なしの3本ローラーなので激しいケイデンスで回さないとパワーが伸びていかないので思い切り全開ペダリング。最高出力600W越え。

 2回目までは良かった。それが起きたのは3回目だった。全開のもがきを入れた時に、3本ローラーが激しく振動し、突然、ローラーが傾いて落車した。右膝をフレームに強打して、その後、真っ黒な紫斑ができちゃった。

 3本ローラーの騒音予防のためにブルカットを使っているのだが、ローラーが振動した影響で、ローラーの脚がブルカットから落ちてしまったので、こうなったのだった。

 負荷なしの3本ローラーでインターバルはやばいってことを頭ではわかっていたが、右膝の痛みとともに実感したのだった(それ以降、固定式ローラーを品定め中。多分、ダイレクトドライブのローラーを買うだろう。自動負荷調整機能付きでZWIFTを満喫できたら良いかなと)。

 その落車?で機材は無傷と思ったが、回り続けるローラーにタイアが接触していたらしく、タイアが傷んでしまったので早速新品をポチっておいた。それを今日交換した。コンチネンタルGP4000S2x25C。全く同じやつ。

 そして、出発。

 うーん、いいね。新品のタイア。乗り心地が良い。グリップが良い。よく転がる。

 約1年半使用した古いタイアはハードブレーキングでわずかなフラットスポットができていたり、トレッドが小さく裂けているところがあったり、ゴムが少し硬くなっていたので、新品の良さが十分に感じられた。


 ひたすら西に向かう。

 最近のお気に入りはひたすら海岸沿いの遊歩道を明石まで走るルート。

 ちょっとしたアップダウンがあり、ローラーではできない高負荷ペダリングが出来る。

 そして、海岸で遊ぶ人たちを見つつ、季節を感じることができる。

 バーベキューをしてる人が多い。その匂いさえも自分が生きてこの世に存在していることを教えてくれる。

 ただねえ、暑すぎだろ。平均気温が34度、湿度は60%以上。

 最高気温は35℃を超えていて、こんな猛暑日のロングのダメージは翌日まで確実に残る。


 そのダメージを少しでも軽減できないだろうか?

 実は、今日、新しいアイテムを2個、実戦投入した。

 その1、ハイドレーションバッグ。

 ロングに行くときはドイターのRace EXP Airを背負っていつも出かけていたが、ずいぶん前にハイドレーションバッグはポチっておいた。それをついに今日使ってみた。

 昨夜3Lのバッグに半分ほど水を入れて冷凍しておいた。

 今朝、それにさらに1Lほど水を足してバックパックに装着。

 その2、先日のアマゾンPrime saleで思わずポチったミレーのドライナミック。いい買い物だった!!! これをベースに着てその上にジャージを着た。いつも着ているアンダーアーマーのロングスリーブのコンプレッションアンダーはなし。なので、両上肢にも日焼け止めを十分に塗布。

 このドライナミック。例のエベレストをユニクロのヒートテックで登頂したとか言っていた女の子が実は着ていたやつ。そう、冬山登山のベースレーヤーにユニクロヒートテックは絶対に使ってはならないって教訓になった大事件。

 ヒートテックは速乾性がなく、一度濡れたらなかなか乾かず汗冷えしてベースレーヤーに使用した場合、冬山登山では死ぬ可能性がある。一方、このミレーのドライナミック、ずばり、疎水性! 汗を吸わない。その意味は、まともな方ならすぐにわかるだろう。

 走り出して、すぐに汗をかき始める。そしてドライナミックの価値がすぐにわかった。

 汗がどんどん、ドライナミックの表面を伝い、ジャージに移動していく。その結果、肌は汗によるべとつきや冷えを感じない。

 夏だから冷えてもいいかなとは思うのだが、皮膚とジャージの間に空気が通るような状態で、非常に快適。

 これまではアンダーアーマーのコンプレッションアンダーがぐしょぐしょに濡れてそれが直接肌に触れて非常に不快だっただが、今日は快適だった。

 これから夏と冬はこのミレー ドライナミックをベースレーヤーに使おうと心に決めた。冬に六甲山を汗だくで登って下山する時に、汗冷えしてブルブル震えるってことが改善してくれるんじゃなかろうかと期待している。


 そして、ハイドレーションバッグ。

 うーん、重い。約3Lの水=約3kg。重いよ。

 これを背負って六甲山アタックをする漢気は無いです。が、夏は平坦ロングを楽しむ季節にしているので、気にせず。

 重い分、体に負荷がかかるけど、トレーニング目的で走るわけなのでむしろちょうど良いかなと。

 そして、飲んでみた。

 ぬる!!!!!

 ちょっと飲むだけだと、チューブの中の水を飲むことになるので、外気で温められたぬるーい水が出てくる。

 さらに飲むと、冷えっ冷えの水が出てくる。

 美味しいぞー。

 暑さでぼーっとしてくるが、その時に冷えた水を飲むと体が中から冷やされていい感じ。

 ただ、水だけ飲むのは危険なので、時々、ボトルのアクエリアスも飲む。

 そして、30kmごとにアミノバイタルゼリーを飲む。

 これで十分だった。ハンガーノックにもならずに。

 ただ、50km走ったところで、ハイドレーションバッグから水が吸えなくなった。

 3L飲みきったのか? と思って確認したら巨大な氷が残っていた、、、、、、、、、、、、、

 え????????

 保冷機能も無いのに融けてないの?

 予測では走っている途中で全部融けちゃって、ぬるい水を飲むことになるんだろうと思っていたが。

 どうやらドイターのバッグの中にハイドレーションバッグが入っているので走行風が当たらず、意外に保冷されたままになる、との仮説を思いついた。

 これまで保温性のあるポーラーボトルにアクエリアスを入れて凍結させてから猛暑日に走ったことがあるが1時間ぐらいで全部融けてしまったことがあった。フレームに取り付けられたボトルには常に走行風が当たってどんどん温められて融けてしまっていたのだろう。

 てことで、ドイターのジップを開けてハイドレーションバッグに走行風があえて当たるようにして巨大な氷が解けるようにしつつ、残りの約50kmを走った。それでも、ちょびっとずつしか融けずに、チューチュー吸って吸いきってがっかりする。これの繰り返しになってしまった。次回からは凍結させる水の量を減らそうと思う。


 こんな暑い日に、あえてロングに行こうなんて、やっぱ、ペダリングモニターとTraining Peaksの影響。

 だって、TSSを稼がなきゃFTPは向上しない。CTLって数値がグラフで表示されてしまうから。

 素晴らしきかなペダモニ+Training Peaks。

 さて、しっかりと筋膜リリースをしてから休みましょう。