Congratulations!

 9月29日、ミネソタ晴れ

 朝、出勤時外気温4℃、帰宅時外気温7℃・・・・・・・。

 完全冬仕様でジテツウした。すべて日本の冬に使用していたサイクルウェアーを使用している。なので全く苦痛ではない。やはり氷点下にならなければ今の仕様でジテツウできることを確信した。

 そして今日は晴れていて、むしろ温かく感じた。夕方、車に乗っていても強い日差しの影響で暖房をかける必要も無く、窓を開けて走っていた。

 ミネソタの秋は美しい。空気は澄んでいて自転車に乗っていても非常に快適だ。

 帰宅して仕事用のメールを確認したらこんなメールが大学のParking and Transportation Servicesから届いていた。


Congratulations! Your name has come to the top of the waiting list and you
have the opportunity to purchase/transfer your parking contract. Please click
on the link below to see the location and cost of the facility.

You must accept or decline this contract offer within two business days of the
date on this email. If you do not respond within two business days, your name
will be removed from the waiting list for this facility only.

正直言ってひとっつもうれしくない。むしろ悩みが増えてしまった。

なぜか?

ここミネソタ大学で契約駐車場の契約を得るためにはオンラインで申し込みをする必要がある。

私は4月にこの申し込みを行った。申し込み時は確か250人待ちだった。申し込んだランプ(駐車場の一種)は職場まで歩いて5分の位置にある。

先日確認したところ待機リストの40番程度になっていたので11月ぐらいにはこの駐車場の契約が出来そうな感じだった。

しかし、なんと今日、うれしい?知らせがこうしてやってきた。

Congratulations????

なぜ、うれしくないか? 以下がその理由。


契約駐車場には1ヶ月で約100ドル払わないといけない。
ジテツウ出来る限り、車で通わないと決めている。
ジテツウする限りこの毎月100ドルは無駄な出費である。
12月にはジテツウが危険になるであろう。
12月には駐車場の契約が欲しかった。
メールを読むと2営業日以内に契約を結ぶか断るかを決めなければいけない。返答しなければ待機リストから抹消される。
今、契約すればば約2ヶ月間、無駄なお金を払わないといけない。かといって断ってしまえば、極寒の冬に困ってしまう。


 当初の予定では待機リストの上位に名をおいたまま、自分が必要と判断した時点で契約をしようと思っていたのだ・・・・・・・。
この目論見は崩れ去ろうとしている。

 毎月100ドルってのは決して安くない金額だ。

 たとえば岡山大学の駐車券のことを私たちはパスカードと呼んでいたが、年間で7000円ぐらいだった。
 私が働きだしたときには一日中駐車できるパスカードで確か年間8500円ぐらいだったが、その後、駐車場事情が悪化し、夜間休日用のパスカードしか発券されないことになったことを覚えている。
 それでも年間1万円を超えるような金額ではない。

 そしてミネソタ大学。毎月100ドル・・・・・・・。高けえよ!!!

 当然、通勤手当なんかでない雇用契約。そして超低所得・・・・・・。100ドルは非常に高い。

 それなら契約駐車場を手に入れなければ良いではないか。自転車で通うか、もし無理ならデイリーパーキングを使用すれば良いではないか。とのご意見がありそうだ。

 なぜ悩むか。それは、夜間休日の緊急の呼び出しがあるからだ。

 夜間や休日は路駐も容易で、コインパーキングも無料の場合が多い。しかし、夜が明けてしまったらたちまち駐車違反でチケットをきられてしまうんだ!!!!!。仕事の合間に抜け出して25セント硬貨を入れに行くなんてのはちょっとありえない。そして夜間はデイリーパーキングは閉鎖されている!!!。

 まさに究極の選択。

 契約して無駄な金をしばらく払うか・・・・・・・・・。
 契約せずに極寒のミネソタの冬の夜に命の危険を覚悟して自転車で職場に向かうか・・・・・・・。
 駐車違反の危険を冒して車で行くか・・・・・・。

 必要不可欠と判断した出費は何のためらいもなく払う。しかし、今回の契約は必要不可欠なのか????。

 自転車好きだからこそ、こんな悩みを抱えてしまうことになってしまった・・・・・・・。

 実は今日、行きつけの自転車屋にスタッドタイヤと極寒用のサイクルウェアー、サイクルシューズを見に行って来た所だった。

 スタッドタイヤやウェアー、シューズをそろえると約400ドルかかることが分かった。

 ちなみに今日、初めて知ったのだが、冬用のビンディングシューズにはスタッドをつま先のところに2個装着できる。すごいね。

 コストベネフィットを考えたら、駐車場は契約せずに極寒でもジテツウする必要がある・・・・・・・。

 あっさりあきらめて極寒ライド用の備品は購入せず、車で通うか?たぶんそれがいちばん大人な判断なんだろう。

 でも、ジテツウしたいんだ。

 駐車場の契約を破棄し、極寒の夜、自転車で出勤するか!

 最低気温が-30℃になるミネソタだぜ。LEDライトやEdge705が正常動作するかも未知だ。

 たぶん、家族に相談して、もしも契約を破棄したよって言ったら、”あなた頭おかしいんじゃない?”っていわれそう。

 明後日までに結論を出そうと思う。

 皆さんはどう思われますか?

 情熱と理性の戦い。

 ここミネソタ情熱大陸と呼ぶにはあまりにも寒いような気がする。

 それでも漢でありたいなんていきがっている自分がいる。