お尻が走ったツール・ド・フランス、ステージ17

 7月22日、ミネソタ曇り

 さあ、いよいよ今年のツールも終わりが近づいてきた。

 今日は激しい山岳ステージ。このステージでほぼ総合優勝が決まってしまうであろう重要なステージ。

 しかも、頂上ゴール(サミットフィニッシュステージ)で、最高におもしろいステージ。

 帰宅後、再放送を見てました。


 最後の登り、アンディが飛び出し、それに同期してコンタドールが飛び出した。

 それからはこの二人がグングン登り続ける。途中、コンタドールが一瞬、アタックするそぶりを見せたが結局アタックしなかった。

 さて、そんな最高に盛り上がった今日のステージ。観客たちの興奮も最高潮。

 ゴール手前、4km。ズボンを下げてお尻を丸出しにしたおじさんがアンディとコンタドールと一緒に走る。

 さて、これだけではなかった。今朝、娘たちがこのステージを生放送で見ていて知っていたのだが

 ”おとうさん、まだ、お尻がいっぱい出てくるよ・・・・” って言う。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、まだ出てくるんだ ・・・・・・・・。

 そう、ゴール手前、2.9km。本当に出てきた、4個のお尻が・・・・・・・。

 一昔前話題になった、V字型の水着。股間と両肩をつなぐ形で着用する水着。これを着た4人のおじさんが、お尻をぷりぷり振りながらアンディとコンタドールを追いかける・・・・・・・・・・。

 あ・・・・・・、これ・・・・・・、やりすぎじゃない・・・・・・・・・・。

 このお尻丸出しの観客以外にも、バナナのカッコウをした人や全身黄色のコスチュームで背中にアームストロングと書いてあったり、黄色いビキニを着たおじさん・・・・・・・、とか・・・・・・、かなり奇妙な人が多かった。

 そして、このアンディとコンちゃんが力走しているところを、お尻を叩いたり、肩をたたいたりする観客。

 もうね、興奮しすぎ。

 でもね、興奮するよね。

 そして濃い霧雨の中、二人そろってゴール。

 今日のステージ優勝はアンディだったけど、マイヨ・ジョーヌは当然、コンタドールのまま。

 さあ、どうなるだろうね。

 どうなるつっても、後はステージ19の個人タイムトライアルぐらいしか何かが起きようがないか。

 てことはこのまま、コンタドールか。

 今日、コンタドールのことを改めて調べてみたけど、2004年のレース中に意識を失い落車して死にそうだったんだ。日本語のサイトには多孔性血管腫が原因って書いてあったけど、なにそれ? うーん、聞いたことない。ためしに医中誌Webで調べてみたけど、全くヒットしない。そして今度は英語のサイトを泳いでみるとCavernous angiomaが原因って書いてあった。そうか、海綿状血管腫か。

 ランスも精巣腫瘍・脳転移で余命いくばくぞという状況から化学療法によって寛解(完治?)し、ツール7連覇を達成した。今度はコンタドールの時代が来るのかな。