はやぶさ


 6月13日、ミネソタ曇り

 結局この1週間、曇りや雨ばかり。アウトドアを楽しむことはなかった。

 これだけ悪天候が続くと気分も体調も良くない。

 ただ、今日はとても楽しい気分だった。

 その原因は ”はやぶさ

 乗り物馬鹿にとってハヤブサと言えばこちら

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 市販車の状態でも最高速度300km/hオーバーって化け物みたいなバイクですが、今日のはやぶさはこちら


HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】

 小惑星いとかわの探査機なんだけれど、これが今日、地上にカプセルを帰還させた。

 エンジンはイオンエンジンμ10と言われるエンジンで航行したらしい。

 キセノンをイオン化して電気的に加速しその反作用で推進力を得る。またイオン化されたキセノンを中和するために陰イオンを中和器から放出して中和して本体の帯電を防ぐらしい。

 このμ10はイオンの生成にマイクロ波を使用しているのが特徴らしい。

 こんな感じでイオンエンジンのことを調べて読んでいるだけで十分楽しいのだが、2003年に打ち上げられてから数々のトラブルを乗り越えとうとう地球に帰ってこれたって話を読むとなんだかただの機械とは思えない。

 ハヤブサのニュースや関連記事を読むとあまりにも擬人化されすぎていると思ってしまうが、それほど感情を移入してしまうほどの魅力がこのプロジェクト、この探査機にはあると私も思う。

 HAYABUSA Back to the earthの全編をぜひ見てみたいものだ。

 高校生の頃、理科は化学が必修で、生物か物理を選ぶことができた。高校で習う生物学はほとんど暗記教科でつまらなかったし、物理が大好きだったので当然のことのように物理を選んだ。陽子、中性子、電子とか静電気力、引力、分子間力、運動量保存とかいろんな法則や現象のことを勉強していると、気分はもう宇宙へ飛んでいた。物理を勉強しているとなんだか宇宙を身近に感じられることができて、地球という小さな星に住む人間ってなんてちっぽけなんだろうなんて思ったりもした。そのころのワクワクするようなあの感情が今日、このハヤブサのことを調べていたら思い出されてきてとても楽しかった。

 さて小惑星イトカワのサンプルがちゃんとカプセルに入っているのだろうか?

 たのしみだ。

 ど素人の私にはそのサンプルからどんなことがわかるのかさっぱり見当もつかないが、いずれにしても世界初のことをやってのけたJAXAの皆さんの健闘をたたえたいと思う。

 ありがとう。

 これからも私たちに夢と希望を。