第112回日本外科学会定期学術集会

 4月14日、雨。

 参加してきました第112回日本外科学会定期学術集会

 昨日の朝、神戸を出発して学会に参加し、先ほど帰ってきました。

 会場は幕張メッセ、ずーっと雨でした・・・。

 しかも横殴りの雨。


 日本外科学会定期学術集会に参加するのは数年ぶり。その時代の変化を感じる事が沢山あった。

 まず、アプリ。

 ”112JSS” でApple app.をiTunesで検索してみたら出てきます。

 学会の概要や挨拶、日程表、会場図、会場アクセスなどの情報を提供するアプリです。

 とても便利なんだろうけれど、おっさん世代の私には普通の抄録集の方が使いやすかった・・・。


 そして、鏡視下手術の演題、ワークッショップ、ランチョンセミナーが驚くほど多かった。

 そして化学療法も充実している。


 時代はこうして変化している。

 参加してよかった。

 日本の外科医はこの時代も精力的に日々邁進している。

 それに私も出遅れてはならん! いや、引っ張っていかねば! と思ったのだった。


 ただ、医療経済、社会保障制度に関する話がほとんどなかった。

 まあ、そんな事を話し合う会ではないがな。


 日本の外科医は世界的にみて最高の外科医集団であるが、経済的には圧倒的に冷遇されている。

 激務。薄給。責任。義務。


 でも、若い外科医達の元気な事。

 彼らを見ていると私も勇気が湧いてくる。


 しかし、この日本の外科医の待遇は許しがたいものがある。

 もっともっと、日本外科学会も政治力を身につけるべきだろう。

 さもなくば、我々外科医はコンビニのバイトのような状況で働かされ続ける事になる。


 ああ、こんな事を書いても、平和ぼけした愚民には過激な発言にしか思えないのかな・・・。

 亡国。

 その日も近い。


 私がこのような記事を書き続ける大きな理由の一つ。

 それは祖国日本が亡国へ向かおうとしているそのベクトルを僅かであれ変えたいからである。


 どうぞ皆さん、忌憚なきご意見を。