令和元年最初の投稿 外科医辞めました

 令和元年8月4日、快晴

 久しぶりのブログ投稿です。

 平成31年3月末に外科医を引退しました。まあ、外科医を引退したと言うと不正確なので、正確にいうと手術をする外科医を引退しました。

 実のところ外科医をやめるって宣言すると、周囲から猛烈な反対を受けました。

 ”先生が手術をやめるって、OO病院はどうするの!”
 ”手術をやめるなんてもったいない!”
 ”私がまた癌になったら先生に手術をしてもらおうと思っていたのに!”
 ”家族が癌になったら先生に手術をしてもらおうと思っていたのに誰に頼めばいいのですか!”
 ”また、手術がしたくなるんじゃない”

 様々なご意見、ご感想をいただきました。

 でも、辞めました。

 俺が辞めたってあの巨大な超ブランド病院が受ける影響なんて微々たるものです。そんなこと研修医の頃から自覚してました。

 でも、あの街の私が専門とするがん医療界が受けた影響は軽微ではなかったと辞めてから痛感しています。私のシェアはあの地方中核都市(人口54万人)で33%でした。この街の私が専門とするがん患者さんの三人に一人は私の患者さんだったのだから。

 今、40歳代前半で最も熟練した外科医の領域にいる自分ですが、辞めました。

 その理由は、手術よりも重要で大切なことがある事実を知ってしまったからです。

 その詳細はここには記載しませんが、腫瘍外科医の皆さんにお尋ねします。

 あなたが専門としている癌、一体何を目的に治療を行なっていますか?

 その専門としている癌の”がん死をゼロ”にしようと思っていますか?

 抗がん剤を使い来なしていることを自慢していませんか?

 抗がん剤を使いこなして”がん死がゼロ”になりますか?

 腹腔鏡手術の腕を自慢してませんか?

 それって、がん死をゼロにすることができますか?

 それって、ただの自己満足じゃないですか?

 がん死ゼロを目指して医者をしていますか?

 そうでなければ何を目指して腫瘍外科医をしているのですか?

 なんだか、かっこいいことを言っている割には、結局のところ、その癌で死ぬ人が減ってないじゃないですか。

 外科医として世界をより良いものに変えることが出来ていますか?

 私は外科手術を否定する気は全くありません。今も、これからも癌に対する手術はその治療において重要なポジションであり続けます。外科医として確実で美しく低侵襲な手術を開発し実行し続ける。それがこれまで外科医として情熱を注ぎ続けた手術です。

 ただ、手術に関しての追求を続けるだけでは腫瘍外科医としては失格だと思っています。

 腫瘍外科医の皆さんには、専門とする癌による死亡をゼロに近づけるにはどうすれば良いのかを常に考えて欲しいと思います。

 私も自分が専門とする癌に対する治療は誰よりも自信を持って治療に当たっていました。

 しかし、自分のところに進行した状態で来た患者さんに、最善の治療を行っても、再発し亡くなっていく方はあとを絶ちませんでした。

 抗がん剤だって、世界最先端の使用法を患者さんに提供していました。

 私が専門とする癌の分野の外科医として西日本最強を自負してもたくさんのお釣りがくるほど優れていたと手術を辞めていろんな世界を知って初めて気づき自分自身、驚いています。

 手術をしない生活が始まり、手術がしたくてたまらないって思うかと思っていましたが、全然そんなことは感じていません。

 普通の外科医の2~3倍の手術件数を最高レベルでこなし続け、実年齢40歳代前半ながら経験値から計算すればすでに60歳代後半の外科医と同等の状況となっています。

 老眼で術野がぼやけるとか、老化で手元が定まらないとか、諸先輩外科医を見てそんな状況になる前に引退しようと前々から思っていたので、あえてこの外科医としての全盛期に引退しました。

 すでに手術に関しては”やりきった感”があったため、手術をしない日々に全く違和感や後悔を感じることはありません。

 医者としてすべきこと、できること、したいこと。

 それを実行し続ける。

 それが私の人生です。

 新しい世界へと。

 そして、その世界に革新をもたらす。

 そして、街をより良いものに変え、世界を変える。

 信念、情熱、忍耐。

 これからもこの限られた命を燃やし続け、前に進み続けます。

平成最後の大晦日

 12月31日、晴れ

 今年も今日で最後。

 来年には新天皇の御即位があり、元号が変わる。

 そう、平成最後の大晦日


 紅白歌合戦を見ながらこのブログを書いている。

 今年もいろいろあったけど、いつもと変わらぬ年だったように思う。


 外科医生活を振り返る。

 病院の仮眠室暮らしで働き続け、手術をしまくり。

 この5年間と同じく、何も変わることなく日々が過ぎていったように思う。

 外科医としての質は最大値を維持していると思う。

 年間約200件の手術を執刀し、それに付随する外来業務を1mmのブレもなく正確に遂行できている。

 仮眠室暮らしをする理由はそこにある。

 納得いくまで各種モダリティー、画像診断をし尽くし、検査、治療戦略(手術、化学療法等)を立案しそして実行する。

 この領域になると、手術はすでに手術をする前に終わっている。

 どういうことかというと、完璧な画像診断とそれに基づく手術のシュミレーションが術前に完了しており、手術そのものはただ手を動かすだけの作業でしかないってこと。そして、ただ手を動かすだけの作業でしかない手術の質は日本だけでなく世界的にもトップクラスだと自負できるほどの自信・実績がある。


 ベテランになってくるとどこか慢心が生まれ治療の質にブレが生じてしまうのが”普通の”外科医だと思う。偉そうな態度でいても、はたから見ていると ”それってあかんやろ” ってことをしてしまっている外科医が少なくない。


 もっと画像診断をちゃんとせなあかんやろ。


 それを修練医に丸投げするか?


 それって術前検査たりてへんやろ。


 術式の選択に無理があるんとちゃうか。


 他の外科医のしていることにこのよう思ってしまうことが、外科医になって今日に至るまで頻繁にあった。

 それは逆に ”おれは絶対にそんなことはしない!” って自分を律することにつながっていった。

 年間約200例の全ての患者に完璧な手術・治療をする。そのためにどうすればいいか考えた結果が、仮眠室暮らしだった。

 それをぶれることなく継続する。それが俺のこれまでの外科医人生だった。

 しかし、こんな働き方が長く続けられるとは思っていない。

 トップアスリートが引退していくように、俺もいつかはこの外科医を引退する日が来る。

 トップであり続けようとすればするほど、その時は早い。

 もうトップレベルではないと自覚する日が来る前に引退しようと思う。

 そう、全盛期の引退。男の勝手な美学です。


 自転車馬鹿生活を振り返る。

 厄払いのおかげでレース中に落車することもなく、順調な自転車馬鹿生活だったように思う。

 機材の調子も良く、パンクも全くなかった。

 っていうか、Zwift引きこもり生活で、滅多に実走しないからパンクするはずもないか。

 職場の自転車馬鹿仲間達とレースに出て、至福のひと時を今年も過ごすことができたのはとても幸せだった。

 結果はしょぼかったが、それでも自己の限界でレースを走るのはとても楽しかった。

 しかし、この1年間FTPが全く上昇しなかった、、、、、、、、、、(正確にはNeo Smartの導入直後にわずかに上昇したが)

 なぜかは分かっている。

 トレーニング量が全く足りていないからだ。CTLが35前後でしかないからだ。

 今の3倍練習しなければFTPは上昇しない。

 仮眠室暮らしではそれは望めない。

 来年はもっとトレーニング量を増やせるようにしていく。


 さあ、来年もいろいろとやることあるよ。

 その全てが楽しみで仕方ない。


 人生そんなに長くないよ。

 今できること、今したいこと、今すべきこと。

 限られた人生。

 後悔のないように。


 それでは皆さん、良いお年を。

限定モデル!!!

 10月26日、雨

 久しぶりのブログ更新。

 今朝、いつも通りの金曜日。仮眠室で起床。給湯室の水道で顔を洗い、白衣を着て朝の病棟回診に向かう。

 この4.5年間、全く変わらぬ生活を続けている。

 仮眠室の室温、昨夜の就寝時21℃。夏用のタオルケットでは少し寒かった。そろそろ冬用の毛布を持ち込もうかという季節になってきた。

 毛布も枕も持ち込み使用している。仮眠室の枕では肩こりがひどくてIKEAで買った枕を持ち込んで使っているが、それでも最近肩こりがひどい。なぜだろう。

 ここ数年、救急車の応需件数が増え続け、それに伴い仮眠室での睡眠の質が低下しているように思う。それも肩こりの原因の一つだろう。

 病院に出勤することを、収監と呼び、自宅に帰ることを仮出所、病院でMRに会うことを”面会”、働くことを刑務作業と、、、、、、、、、、、

 ずいぶん病んできたもんだ。自分のことを受刑者と比較して、まだましだな、、、、、なんて愚かなことを考えて暮している。

 これまでホームレス外科医と自虐していたが、最近は無罪のjailed surgeonと自称している。

 他の施設の外科医の2-3倍の患者の治療をずーっとし続けていると、少々うつ気味にもなるわな。

 たくさんの患者が ”先生のおかげで元気になれました” ”今こうして元気なのは先生のおかげです”って言ってくれる。その言葉に癒されつつ、今日も働く。それでも目はうつろ。

 先日、他院の同業の外科部長が、うちの部長と私副部長二人の実績を ”神業ですよ” って表現してくれた。

 そんなアホみたいな数の手術、外来をたった二人でこなしているなんて ”神業ですよ” って。

 その病院ではうちとほぼ同等の症例数をスタッフ5人+非常勤3人でこなしてるもんね。

 ね、約3倍の仕事量でしょ。

 でもね、神業じゃありません。病院に寝泊りし続け、どろくさく働き続けてこなしてるんです。数をこなし質を高く保つにはこうするしかないんです。だって、俺たち神様じゃありませんから。



 って、ことでタイトルの話。

 昨夜、仕事が終わって日が変わり、寝る前に医局で自転車馬鹿達のブログを読んでいたら、限定モデルが発売されていたってことを今更知った。


 この数年間愛用しているGP4000S IIよりも軽くて転がり抵抗が低いらしい。

 しかも限定モデルとは!!!

 ツール・ド・フランススペシャルエディション!!!

 疲労でぼーっとしてたが迷わず、ポチってしまった。

 買うしかないでしょ。

 で、今日帰宅したら届いてた。

 どこにもおばちゃんはいない。
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 複数のワールドツアーチームのスポンサー!!!
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 裏面にもおばちゃんがいない
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 ツール・ド・フランススペシャルエディション!!!
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 視診触診では4000S IIとの違いがわからない
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 S IIよりも軽くて速い!!!
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 素敵だ。


 見てるだけで心が満たされてくる。


 しかーし、7月上旬にヒルクライムレースに出てから、外を走ってない。そう8月9月10月、全く外を走っていない。Zwift三昧。完全引きこもり自転車馬鹿生活。ヒルクライムもZwift(+Neo Smart)で!!!!! トレーニングの時間効率を追求した結果、こうなってしまった。

 そう、タイヤが全くすり減っていないのだ、、、、、、、

 いつになったらこれ履くの?

 今のほぼ新品のS IIと交換する???

 備蓄しておくだけでも心休まるContinental Grand Prix 4000 RSでした。

台風、そしてWahoo TICKR X

 9月5日、晴れ

 3日ぶりに帰宅。土日も仕事だったので今日で10日間連続勤務。明日、明後日働けば2週間ぶりに休日となる。

 社会貢献のための自己犠牲。自分がしている事は人様の役に立っていると思えるからこんな生活が続けられるが、そろそろこの先の人生を考え直す時期に来ている。

 4年半経過したこの別荘暮らし。別荘(病院の仮眠室)暮らしはとても安全。

 別荘の窓は大きなガラスなので飛翔物がぶつかれば大変な事になると思われるが、今の所、割れた事はない。

 自宅は山の中腹の斜面に広がる住宅地にあり、土砂災害警戒区域にぐるりと取り囲まれているので、豪雨が続き土砂災害が起これば孤立、または自宅にも土砂が流れ込む恐れがある。が、今年繰り返し西日本を襲い続けた台風の数々でも今のところこの住宅地は無傷。これも、先人たちが行ってくれた治水工事(河川の整備等)のおかげ。そう、阪神大水害で甚大な被害が発生した街に住んでいる。

 そんな場所に自宅がありながら、自分だけは安全な別荘暮らしをしている事がとても無責任に感じられ、自責の念にかられる時がある。今年は台風が来るたびに心臓が締め付けられるような感覚を覚えながら働き続けている。

 別荘暮らしとはいってもベッドしかない小さな仮眠室で寝泊まりを続け、外科医として働き続けているわけで、世の中の役に立っているだろ!と大義を振りかざす事は容易だが、夫、父親としては失格なのかもしれない。父親が滅多に帰ってこない、経済面以外では母子家庭のような状態で自然災害時も妻が三姉妹と協力して防災対策を取り、いつでも避難できるように心づもりをして台風をやり過ごす日々。

 そんな自宅に帰宅。500gぐらいの大きなステーキを焼いてくれた。

 夕食後に80分のワークアウトをやる事にしていたので全部食べるとさすがにお腹にこたえるので300gぐらい食べた。夕食を食べながら昨日の台風の報告を聞く。

 そして、いつも通りに愛車にまたがり、Zwiftでride on.

 そう、今日からハートレートモニターを新しいのに換えた。

 今年1月に4iiiiのViiiivaを使い始めて当初は特に不満を感じなかったが、ここ数ヶ月、やっぱりこれはあかんと思って買い換えた。

 というのが、ワークアウトの途中で、心拍数がいきなり変な値になったり、高強度で追い込んでいるのにしれっと160bpmのまま固まってみたり。そんなはずないやろ!!!って思いながら自分を追い込み続ける事がもう嫌になってしまった。

 以前から目をつけていたWahooのTICKRが日本のアマゾンでも普通に買えるようになっていたので、2週間前にポチっておいたのだった。調べてみるとTICKR Xというのがモーションセンサーも内蔵されており、普通のTICKRよりもよさそうだったのでこちらを購入した。2017/11/6に日本のアマゾンでも取り扱いが開始されていたようなので、初めからこちらを買えばよかったのかもしれない。と、今なら思う。

 忘備録的な内容になる。ZwiftをiPhoneで動かしているが、今日トレーニングをしようとしてZwiftを起動したがTICKR Xを認識してくれなかった。しばらく待っても認識してくれない。ちょっと調べたらわかることだが、例えばWahooのアプリでTICKR Xを認識して登録してしまうとTICKR Xを胸に巻いたら自動的にiPhoneそのものと繋がってしまって、Zwiftで認識することができなくなってしまう。なので、Wahooのアプリを立ち上げて認識されてしまっているTICKR Xを”忘れる”ことが必要。3種類のWahooのアプリに登録してしまっていたので全てのアプリを起動してTICKR Xを忘れさせてからZwiftを起動するとすんなりとTICKR Xを認識してくれた。忘れさせることで新しい出会いが上手くいく。なんだか、複雑な気分。

 ちなみにパイオニアのサイコンには届いた日にリンクしておいた。


 そして追い込みますよ。さあ、どうよ俺の心臓!!! そしてWahoo TICKR X!!!!!

 Zwiftの画面の下に表示される心拍数のグラフが非常に綺麗。スパイクもないし、ガタッと落ち込んだり、不自然に真っ平らになることもない。

 素晴らしい!!!!!!!!!!!!!!!

 完璧!!!!!

 今イチオシのHRモニターは何って聞かれたら、迷うことなくこれをお勧めします。

 今日のワークアウトでは最大心拍数178bpm。5分、20分、60分の平均心拍数では歴代2位の記録が出た。

 体調もよかったのでハイケイデンスでワークアウトがこなせたってのと、正確な値をTICKR Xが測定してくれたからだろう。


 そして、トレーニングを終えて夜風に当たるためにベランダに出てみる。

 大阪湾を一望。いつもなら関空に離発着する飛行機が3機ぐらいは飛んでいるのが見えるのだが、今日は全く飛んでいなかった。

 そう、昨日の台風の被害で関空は機能停止しているのだ。


 いつまでも別荘(自然災害に対して安全な病院の仮眠室)暮らしをするのではなく、大きなリスクをとってでも世界をより良いものに変えたい。そう改めて思ったのだった。

鬼モード is back!!!

 8月11日、晴れ

 さて、予定通り、ERG modeの検証をしましょう。

 って前に今日もNeo Smartのファームウェアを確認したらupdateがあったのでそれを当てておいた。

 レーパン履いて、シューズ履いて。

 お試しでワークアウトをしてみたら。

 うん?????

 直ってるんとちゃう?

 !

 直ってる!

 鬼モードが! 復活!!!

 そのおかげでワークアウトすべてパーフェクト!

 なんだったんだろ。updateで直ったのか?

 それとも別の原因が自然に直ったのか?


 鬼コーチがいなくなってちょっとホッとしてたら、すぐに鬼コーチが復帰してきたみたいな、そんな気分。

 あの機械的で無慈悲なdeath spiralはまさに鬼コーチ、鬼モード。

ERG modeがおかしい件

 8月10日、晴れ

 家にいる日は欠かさずZwift。

 主にワークアウトのVo2Maxをしている。

 が、先日、ワークアウトをしていたら、何か変。

 例えば240w3分とかの時に、気がついたら200wしかでてない。

 ???

 正常であれば、どんなケイデンスでも負荷が自動的に調整されて強制的に240wが出るようになっているのだが。

 いつも、自転車の前にiPadを置いてアマゾンプライムビデオを見ながらワークアウトをしているのだが、ふと気がついたら、妙に楽に漕げている。

 ん? なんで???

 ケイデンスが下がっても負荷が上がってない!!!

 なんで???

 そこで、ビデオを見るのをやめて、Zwiftの画面とサイコンCA500の画面を確認しながらワークアウトをしてみる。

 どうも、ケイデンスが85rpmを下回ると設定された出力を下回っている。

 85rpm以上を保てばERG modeが正常に動作して設定された出力が維持されるように負荷が自動調整されている。

 そう、Spiral of Deathが起きなくなっている。

 !!!!!!!!!!!!!

 よって、ビデオを見ながらチンタラ漕いでいたらケイデンスが下がっても負荷が上がらずワークアウトがfailになってしまう。

 これって仕様変更???

 って思って色々ググってみたけど、それに該当する記載が見つけられなかった。

 よって、スマートトレーナーのTacx Neo Smartのファームウェアを確認したが最新のものだったし、Zwiftを動かしているiPhone7とNeo Smartとの接続も問題ない。

 そして、ワークアウトではなく普通に走っても、勾配に応じて自動負荷調整されるはずがされない時がある。

 そんな時はZwiftを再起動してNeo Smartと接続しなおすと自動負荷調整が動作するようになる。

 自動負荷調整が動作してなくても出力は正常に受信されているので交信エラーではない。

 うーん。なんで???

 Zwiftの不具合のような気がする。

 これまでのトレーニングログを確認してみると。

 7月21日のワークアウトはERG modeが今まで通り動作していた。

 8月5日のワークアウトから ERG modeがおかしくなっている。

 その間に何かあったのか?

 それともNeo Smartが壊れたのか?

 そんなこんなでこの1週間、ネットをさまよい調べ続けたが全く答えが見つからなかった。

 Spiral of Deathが起きなくなったERG mode。

 これって、どうなの?

 ただ、悪いってわけでもない。

 要はケイデンスをちゃんと保てば良いわけで。

 これまでERG modeでトレーニングをしてきて分かった事。高負荷時にはケイデンスが80rpmぐらいが丁度自分に合っていると。

 これまではケイデンスがそれ以上だと高出力時に心肺機能に負荷がかかり心拍数が上昇しまくるし、それ以下だと自動調整で負荷が上昇していき脚が終わってしまっていたのだが。

 すなわち、今の状態だとケイデンスを85rpm以上を保つ必要がありしっかりと心肺機能に負荷がかかり、それはそれで良いトレーニングになっている。

 複雑な気分。

 問題点としてはプライムビデオを見ながらやっているとふと気がついたらケイデンスが下がり、目標出力を下回ったままワークアウトが終わってしまうので、”ながらトレーニング”が出来なくなっちゃった。


 どなたか同じようなことが起きている方、おられませんでしょうか?

 ERG modeの条件としてケイデンスをある一定値以上に保たなければ目標出力が出ないように仕様変更されたのでしょうか???


 さて、今週末は久しぶりに休み。これまでの3週間、週末も休みなく働き続けていたので非常に嬉しい。

 今週末を利用して、様々な条件でERG modeの動作確認をしてみようと思う。

チェーンが切れた日

 7月31日、晴れ

 久しぶりのブログ更新です。

 土日も仕事や仕事関連(研究会だったり、講習会の講師だったり、その他の仕事関連のことだったり)のことでほとんどまともな休日がない状態で働き続けています。

 まあ、この歳になると色々やること多いわな。

 いかに自己管理が出来るか求められる状況。フィジカルもメンタルも。

 そんなわけで週末には全くトレーニングできず。もう、絶望的なトレーニング量でFTPが上昇するはずもない。

 7月上旬にヒルクライムレースに出てから、外を走ってない。いや、それ以前も5月に職場の自転車部でアワイチしてから実走全くしてない。すなわち、イベント以外はすべてバーチャルトレーニング(Zwift+Tacx Neo smart)。

 夜帰宅してからZwiftでひたすらワークアウトをこなすのみ。

 ああ、絶望的だわ。今年に入ってZwift+Tacx Neo smartを導入してFTPが上昇して喜んでいたが、結局のところトレーニングがより効率的(単位時間当たりのTSSが上昇した。また、高負荷でのトレーニングが可能となった)になったからFTPが上昇しただけでトレーニング時間は増やせなかったわけで、すぐにFTPの上昇が止まるのは当然のことだ。

 そのことを考えたら、ため息しかでない。

 でも、チャリ友とロングを走ったり、ヒルクライムレースで数百人で走ったり、イベントで走るのは至福の時だった。

 ヒルクライムレースでも、沿道から応援してくれてたおじさんがこう言った。

 ”残りあと2キロだよー!!!!! こっからが地獄だよー!!!!!”

 10数kmヒルクライムしてきて残りの2kmからさらに激坂になるコースプロファイル。

 そう、すでに心拍数は170bpmを超えっぱなしで、普段だったら吐き気に襲われて、踏めなくなってしまうことが多いような心拍数だったが、その日は楽しくてしょうがなかった。スタートから終始楽しくて、ずーっとニヤニヤしながら走ってた。

 その、のこり2kmの激坂を沿道のおじさんは”地獄”と表現したが。

 坂馬鹿にとってはどんな激坂も地獄なんかじゃない。

 いや、地獄って感じる時もあるか。体調の良くないときに逆瀬川ルートで六甲山ヒルクライムをするときは強烈な苦痛で意識を失いそうになり、地獄の門を開けたような気分になることはある。

 でも、そのヒルクライムのときは絶好調だった。

 沿道のおじさんの不思議な応援を聞いてこう思った。

 ”地獄??? ちゃうよ!!! こっからが天国や!!! 坂馬鹿にはなあ、こっからの激坂が天国への道なんや!!!” って。

 今こうして書いていて思うけど、完全にハイになってたなあこの時。

 でもね、こうして大自然の中の激坂を坂馬鹿達と一心不乱に登り続けるこのわずかなひと時が至福の時なんだわ。

 生きてるって思う。俺、今生きてるって。

 自分の力で前に進んでる。山頂のゴール目指してみんなと競い合い、協力し、牽制し、ひたすら前に向かって突き進んでるって。それが最高に気持ちいいんだから。真波くんじゃないけど、羽が生えたような錯覚さえ覚えるんだから。

 これが坂馬鹿です。まあ、こんなこと書いてても別に速いわけじゃない。順位としては上位50%でした。

 いつか表彰台に乗れるほどのクライマーになりたいと思いながら、とりあえずはコツコツとPRを目指して参戦し続けます。NACではpCRを目指してますけど。え? なんのことって?


 さて、表題の件。

 すこしでも家にいられる時にはトレーニングしようと、今日も帰宅してからZwift+Tacx Neo smartでAlpe du Zwiftアタック敢行。

 全然踏めてない。画面の左側にPRが各セクションごとに表示されるんだが、全く更新できない、、、、、、、

 そうこうしているとリアのギアが不規則に音鳴りする。ガラって。

 なに? 変だな? って思ったら直る。それを繰り返す。そしたらついにリアディレーラーが操作もしてないのに変速してすぐに戻った。

 ???????

 やな予感。

 そして、フロントが突然、インナー落ちした。

 ???

 これ、あかんやつや、、、、、、

 Di2が壊れたか? ディレーラーがおかしくなったか?って思ってすぐにペダリングをやめて確認してみたら、、、、、、

 うーん、よくわからん。

 部屋の明かりを最大にして各部を確認。

 !!!

 チェーンのコネクトピンが抜けそうになっている。

 あ、これ、チェーン切れだ。

 実走中でなくてよかった、、、、、 って思ったけど、今のトレーニング状況では実走はほとんどしてないのでローラー練中に切れるのは当然な気もする。

 Alpe du Zwiftの丁度真ん中ぐらいだったのだが、諦めて修理することにした。

 いつものごとく、こう言った突発的なメカトラはレーパン履いたまま汗だくで修理します。

 実は以前からチェーンは交換しようと思っていてデュラエースのチェーンをポチっておいたのでした。

 そう、納車から1回もチェーン交換してない、、、、、、

 この点は自転車馬鹿失格です。

 チェーン交換中に床に落ちている黒い物体に気がついた。

 あががががががが、これええええええええ、ペダリングモニターのマグネットやーーーーーーー。

 ついにやってもうた。

 インナー落ちでチェーンでこすって剥がしてしまうってやつや、、、、、、、、 これ、使い回しできそうにないな、、、、、、新しいのポチろ。

 そしてアルテグラチェーン?からデュラエースに変更してみたら。

 凄えぞ、これ。

 全然違う。すごく滑らか。ついでにシマノのクイックリンクも使ってみた。

 うーん、やっぱさ、良いものは良いよね。

 だた、チェーンが横方向によりしなやかになったらしく、フロントがインナーでリアがトップの時にフロントディレーラーにチェーンが当たるようになってしまった。

 もう、今日は疲れたよ。調整はまた今度にしよう、、、、、、