寒いのう

 12月14日、ミネソタ晴れ

 朝の気温が、華氏0度。

 天気は良いが、今日からフェイスマスクを使い始めた。

 その姿はまるで銀行強盗。でも、フェイスマスクをせずに、朝夕、薄暗い中歩くと顔が・・・・・・・・、痛い。息が・・・・・、苦しい。


 さて、特にブログのねたになるようなことはないので、日記のような感じでつぶやこう。

 同僚たちは、昨日のバイキングスの惨敗と、ファーブの不調を嘆いていた。同僚によると、ファーブはもう一試合ぐらいは出るんじゃないかと。


 それと、ここ最近、実験工程は非常に管理が行き届き、毎日毎日、同じことの繰り返し。

 それでも、面白いって言えば面白い。

 例えば、温阻血時間の目標値は、分析の結果、15分以内である必要があることが分かったので、それを上回らないようにして、大体決まって14分だった。

 でも、最近はそれを極限まで短くしようと努力した結果、12分で安定するようになった。

 当然、こちらが集中してその工程をこなした結果ではあるが、それ以外にも、手術道具の管理を徹底したことも影響している。

 そう、切れないナイフやハサミは手術キットに入れ無いようにときつく若い研究者たちに言い聞かせ、その重要性を大ボスにも説明したのだった。その結果、今では切れない道具で苛立つことも無くなった。

 日本で外科医をしていた頃の習慣で、以前、切れないハサミに頭に来て何度かそれを床に放り投げたことがあったが、あまりにも同僚たちが悲しそうな顔をするので、だったら、切れるハサミを用意して欲しいと何度か言ったのだった。今では実験の前に、じっとハサミを見つめていると同僚がこう言う。

 ”あの・・・・・、そのハサミ・・・・・、切れませんか? 別のに交換しましょうか?”

 ”いや、違うよ。ハサミを見つめて集中力を高めていただけなんだ。心配しないでいい。ここにある君が準備してくれたハサミはすべて良く切れるよ。ありがとう。”


 切れないハサミは嫌いだ。

 それと、切れない料理用包丁も嫌いだ。

 なので、私が晩御飯を作るときは、まず台所に立ったら包丁を研ぐ、そして牛肉を切ったら研ぐ、野菜を切ったら研ぐ。こんな感じで、晩御飯を作る間に3回は包丁を研ぐ。

 それと、台所のコンロを使っているときに、脂がはねたりして少しでも汚れるとすぐに台所の布きんで拭く。

 こんな調子なので、私が料理をすると、妻は非常に喜んでくれるのだった。

 それと、最近は娘たちもよく料理のお手伝いをしてくれる。その時も、お野菜を切っても、研ぎあげられた包丁だと軽い力でスパッと良く切れるのでむしろ安全なのだ。