ハロウィーンパーティー

 10月29日、ミネソタ曇り

 今朝、6時過ぎに妻が起床し私と長女のお弁当を作り始める。

 ちなみに、長女は学校で給食が出るのだが、メニューの内容によっては妻がお弁当を作ってあげることがある。

 アメリカの給食は少ない量で十分なカロリーを補給することを目的に作られているとアメリカ人の同僚が言っていたのだが、それもうなずける。なにせ脂肪の量が半端ではない。

 アメリカ人は脂肪は体に良いと信じている人が非常に多い。


 さて、そうこうしていると次女がベッドでごそごそし始める。

 ちなみに私は今日は実験も無く、今週消化した勤務時間から言えば仕事に行かなくても良いのでのんびりと朝は過ごす。

 そして次女がベッドから起き上がり、こう言った。

 ”おねーちゃん、ハロウィーンパーティーの日だよ!!!”

 次女はこの日を何日も前から楽しみにしていた。あと何回寝ればハロウィーンパーティーなのか? 毎日私たちに聞いていた。

 そう、今日は学校にコスチュームを着ていく日なのだ!!!!

 起床していつもなら普通の服に袖を通すのだが、今日は違う。

 長女はセーラー、次女はバットガール

 各自が自分で選んだコスチュームを着て登校するのだ。

 学校はコスチュームを着込んだ子供たちでいっぱいだったはず。私もその光景を見てみたかった。


 さて、私はのんびりと朝食を食べ出勤。

 実は最近非常に面白いことに気がつき、それは自分の仮説を強く裏付けるものでとても興奮している。

 その興奮を抑えきれず、先日、仕事が一段落した夕方に同僚たちを集めてそのデータを見せたのだった。

 同僚一同、感動のため息。

 これはすごいね。非常に興味深いね。と皆興奮。

 ただ、大ボスにはこの発見に関して直接何も伝えていなかった。ちなみに、中ボスは完全にスルー。

 するとその夕方、中堅スタッフが大ボスに話をしにいき、私のデータに関して説明したそうな。そして、大ボスにそのデータを説明したほうがいいと・・・・・・。

 そうさ、私もそう思う。ただ、もっと綺麗にまとめてから、十分に解析してから大ボスに伝えようと思っていた。

 その作業を今朝からしていた。

 膨大なデータをまとめる。すべて自分ひとりで集めたデータだ。その膨大なデータは職場のラップトップのハードドライブに入っている。それを、2枚のモニター+私物のMacBookのモニターの3台体制でまとめていく。

 画像データの解析、Excelでの集計、統計ソフトでの解析。これはこの3台体制だからこそ効率的に短時間で終わらせることが出来るのだ。

 そして、夕方。まとめ上げたデータをプレゼンテーションにしてpdfで出力し、大ボスにメール送信。

 ちなみに、私が普段作成するpdfファイルは倍率を200%にしてもピクセル化しないように高解像度の画像を貼り付けている。

 大ボスは高解像度の非常に大きな液晶モニター2台体制で仕事をしているのでちょうどいいだろう。

 さて、とっとと帰ろう。だって、夕方からは近くのコミュニティーセンターに子供たちをつれていかないといけないのだ。

 子供向けのハロウィーンイベントがあるのだ。

 去年は身重だった妻はお留守番し、私と長女、次女の三人でアルマダに乗り出かけたのだが、今年はなんと5人!で出かけるのだ。


 そして帰宅、いつもどおりメールチェック。

 すると、同僚や大ボスから多量のメールが届いていた・・・・・・。

 がーーん、やっぱり、金曜日の夕方に刺激的なメールは送るべきじゃなかった。

 急いで返信メールを複数作成して送る。

 すると、すぐに大ボスから返信が・・・・・・。

 がーーー、チャット状態・・・・・・。

 さすがドイツ人。金曜日の夕方だというのにまだまだ働いているのだ・・・・・。

 そして、自分の見解と提案を書きなぐり再度メール送信し、大ボスからも謝意のメールが届いた。

 いくぞ!!! コミュニティーセンターへ。

 そのイベント会場での三女の様子を写真でお届けします。

 三女のコスチュームは次女が選んだ魔女。

 妻が三女に魔女の帽子をかぶせます。
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 すると、すぐに帽子をつかみ。
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 放り投げたーーー!
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 被り物は要りません!!! とでも言いたいのか?
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 ちなみに後方に写っているのはBat Girl姿の次女。

 いろいろな出し物で満喫した長女と次女。

 妻も見知らぬ現地人のお母さんと楽しそうに話をしている。知り合いか?

 どうも初めてあった人らしい・・・・・・・。その人のお子さんが、大の赤ちゃん好きでうちの三女を見せて欲しいといわれ話が盛り上がったらしい。

 日本では赤ちゃんを連れて出かけるといろいろ窮屈な思いをすることが多いが、アメリカではむしろ優先的に対応してくれ、皆一緒になって喜んでくれるのでとても嬉しい。赤ちゃんや子供たちってのは未来への希望なんだよ。アメリカ人は三女が泣いていると近寄ってきて笑顔で"What's the matter? Baby?"とか声をかけてくれる。それ以外にもスウィーティーとかキューティーとかスマイリーとか、いろんな表現の仕方で赤ちゃんの存在を喜んでくれるんだ。そう、たとえ大きな声で泣いていても。
 現代の日本人は、高級レストランで赤ちゃんが泣いていると苦情を言ったり、新幹線で赤ちゃんが泣いていると嫌そうな顔でにらんでくるOLやおばさん、サラリーマンがたっくさんいるけれど、あんたも昔はこうだったんだぜ! 今さえ良ければいいのか? 日本の未来を支えてくれる新しい生命を祝福するって気持ちはもてないのか? ちょっとは自分を見つめなおし未来を考えたほうがいいぜ。



 さて、1時間半ほど楽しんで外に出てみるともう真っ暗。

 グラウンドに照明がともっている。
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 この巨大なフィールド。中学校・高校のフィールドです。アメリカすごいでしょ。

 何をしているのか気になったので写真を撮ってみました。
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 中学生?がフットボールをしてました。

 ちなみに外気温8℃。さみーじゃん。

 応援している人たちもウインタージャケットを着てます。

 あー、すばらしきかなミネソタ

 アメリカの未来を背負って立つ若者たちがこの寒空のもと、温かい視線を浴びて心身を鍛えているわけです。

 体育会系ばんざい。

 それでは皆さん、Have a nice weekend!