ビッチ
9月2日、強風
台風襲来!
さて、今週も良い仕事をしましたよ。
先日の事。お腹の内蔵の”とある手術”をして経過良好、術後4日目で退院した80歳代のご老人。
その人が外来にやって来た。
目的はいつもの術後の経過確認。
そして、そのご老人がこう言った。
ご老人: 近所の人が、”なんで4日で退院して来たんだ! 普通、一週間は入院するもんだろう!” とか ”手術の後なんだから家で寝てなきゃだめだ!” って言うんです・・・。
私: へえ、それでどう思いましたか?
ご老人: だってこんなに元気なんですよ。それに先生を信頼してますから、先生に言われた通り手術の前と同じようにしました。
私: すばらしい。それで良いんです。だって、元気でしょ。こちらも完璧な手術をしていますから、自信を持って言えますよ。普段通りの生活をしてくださいって。
時代遅れの常識だとか、非科学的な発想で、たわけたことを言う隣人。迷惑なんだよね。私の患者に不必要な不安を与えているわけだよ。
どの国にもこの手の人間はいるわけだが、日本には特に多いような印象を受ける。
ちなみに、アメリカだったらこんなことを言う隣人はまずいない。
むしろこう言う。
”早く退院出来てよかったね。良い治療をしてもらったんだね。”
なぜならば、医療保険でカバーされる入院日数が厳しく制限されていて、それを1日でも超えたらその分は全額自腹。
その自腹がすごい!!! 1日入院するだけで、数十万円の請求が追加されるのだから。そう、なんの治療を受けなくても、入院しているだけで1日、数十万円の自腹。例えば、術後4日で帰れるのに1週間入院したら、追加の請求額は100万円ぐらいになる。
どうだ、まいったか。
それと、上記のご老人からは私をかかりつけ医にしたいとの申し出を受けたのだけど、お断りした。
そう、我々の病院は急性期を担当する病院であり、たとえば私で言えば ”良い手術をする” のが仕事。なので、かかりつけ医はお近くの病院もしくは診療所へどうぞ。
さて、タイトルの件。
そう、ビッチ。英語がわかる人が聞くと、相当不愉快になるdirty word。
今日、帰宅してから妻が私に報告した。
三女は、このぬいぐるみを見て
ビッチーと呼ぶのだった・・・・・・・・・・。
ビッチーと呼ぶのだった・・・・・・・・・・。
そう、ミッキーという事が出来ずに、ビッチー と・・・・・。
それを初めて聞いた妻はびっくりしたそうな・・・。
ミネソタでは2年ほど前に流行り始めて、うちの長女、次女もはまってしまったsilly bandz。
日本でも流行るんやろか?
さて、明日は土曜日。
皆さん、Have a nice weekend!!!
って、台風直撃かな・・・・・。